朝日新聞が戦後70年企画で
「戦争のリアル」という連載をやってます。
今日(2.19)の記事は沖縄の戦後70年を
レポートしていますが、
その中に、今春自衛官になる
琉球大4年生の話が出てきます。
この人について、記事はまずこう書きます。
那覇市出身。高校で小林よしのりの漫画『戦争論』
を読んで、先祖を誇りに思える考えに感銘を覚えた。
その上で、記事はこう書いています。
本物の戦争を知りたくて昨春、友人の祖父を訪ねた。
沖縄戦で、良くしてくれた上官が
目の前で爆死したと淡々と語った。
「戦争してまで守らなければならない国益などない」。
自身の立ち位置を揺るがされた。
要するに、『戦争論』に
描かれたことなんかリアルではない、
体験者に「戦争のリアル」を聞けば、
『戦争論』を読んで得た「立ち位置」など
揺らいでしまうと言いたいのです。
しかし、この琉大生が友人の祖父の
話を聞いて揺らいだのは「昨春」です。
それでも彼は「今春」、自衛官になるんですよ。
戦場の悲惨な「リアル」も知った上で、
一年近く逡巡したうえで、
それでも覚悟を決めて
自衛官になることを選んでいるのです。
立派じゃないですか!!
『新戦争論1』にはそのものズバリ
『戦争の悲惨を知った上での覚悟』
と題した章もありますが、
この琉大生は自ら『新戦争論1』を
先取りしたと言えるでしょう。
やるべきではない戦争は、当然あります。
しかし、悲惨であっても、
しなければならない戦争はあります。
戦争してでも、守らなければならない
国益はやはりあるのです!
やるべき戦争とやるべきではない戦争を見極め、
戦争するならば、相応の覚悟と当事者意識を持て
と主張しているのが『新戦争論1』です。
朝日新聞の木村司、今村優莉記者、
十年一日、二十年一日の古臭~~~い手口で
しょーもない印象操作する前に、
『新戦争論1』を読みなさい!!